不眠による弊害

不眠は肉体・精神それぞれに影響を及ぼす

不眠がもたらす影響というのは、馬鹿にできないぐらいに大きいものとなります。
自分では気が付いていないところで、意外な悪影響が出ている事もあるのですからたまったもんじゃありません。
不眠になることでどういった影響があるのか、なかなか自覚しづらい事も含めて、以下のような事が挙げられます。

①肥満

睡眠時間と肥満は関係していることが、大学の研究機関などによっても報告されています。
肥満体型でない人の睡眠時間を見ると、大体が6~7時間と理想的な時間になっているのに比べて、睡眠時間がそれよりも長い人、さらには短い人には肥満体型となっている人が多くいたのです。
この調査報告から、睡眠時間が短い人食欲を増加させるグレリンが多く分泌され、逆に食欲を抑えるレプチンの分泌が少ない事がわかりました。
不眠の人ほど食欲が増す傾向にあり、ひいては肥満になりやすい…ということなのです。

②寿命を縮める

睡眠時間の長さによって、その人の寿命も決まるといわれています。
6.5~7.4時間ほどの睡眠時間を保っている人ほど、「死亡率が低い」といった研究調査がでています。
肥満と同じように、これよりも短くても長くても死亡率は高くなるのだともいわれています。

③仕事のミス・トラブル

睡眠不足の状態では、集中力が続かず、仕事の作業率も低下してしまいます。
それというのも、睡眠は脳を休める時間でもあるからです。
脳がしっかりと休めていないということは、睡眠時におこなわれている疲労回復、そして情報の整理ができていないということ。
それが、作業の効率を悪くしているのです。

④事故

睡眠不足で車の運転などをおこなうと、そのリスクが通常よりも約8倍は上がるといわれています。

⑤高血圧になる

睡眠は交感神経に、ひいては血圧に影響を与えています。
交感神経は手や足の細い血管…つまりは末梢血管を収縮させ、血圧を上げる役割を担っています。
睡眠をしっかりとることで、この交感神経の活動が低下して末梢血管の収縮が緩まり血圧が下がります
が、その睡眠がしっかりととれていないと、交感神経の活動は活性化されたまま…つまりは血圧が十分に下がらないままとなるのです。

⑥精神面への悪影響

不眠の状態というのは、精神疾患と大きな関係があります。
特にうつ病とは関係が深く、初期症状の一つとしても挙げられています。
ある研究調査では、学生時代に不眠を経験したことがある人ほど、将来的にうつ病を発症する危険性が高いとまで出ています。